「わかった」

「んで、次」

天井にあった紐を引っ張って、なにやら階段を出した龍牙。

「え!なにしてんの」

「まぁ、上がってみろ。ロフトになってるからさ」

言われたとおり上がると、ロフトになっていて、結構な広さと高さがあった。

なにここ……!

「俺の秘密基地。ちなみに、親も気づいてないんだ。不動産屋が見せてきた資料には乗ってなくてな。俺、基本ここにいるんだ」

「へぇ……っ、すごい」

「気に入った?」

「うん、すごく!」

あっ……。

思わず龍牙に素の私を見せてしまって、固まった。