「え、私じゃなくて龍牙の欲しいものにしなよっ」

「俺は射的できればいいから。ほら、どれがいい?ご主人様が取ってやるよ」

……なるほどな。

龍牙は紅魅の本当のご主人様だから、特訓でもさせてたんだろう。

「じゃあ、あれ!」

「ん、おっけー」

あ、俺も射的やる!

「なぁ、俺もやる」

「はい!副総長!」

俺は銃を持って、花蓮を見た。

「花蓮、俺が欲しいの取る!なにがいい?」

「え?えっとー……あ、あのぬいぐるみ」

見てみると、ウサギのぬいぐるみで。

俺は銃を構えて、ぬいぐるみの頭の方を狙って撃った。