「う、りゅ、龍牙、それは……」

「ふぅーん?そんなに俺のことが好きなんだ?へーぇ……」

「うぅ……」

「……そんなに好き?」

「大好きっ」

ぎゅっ!と抱きついた。

と同時に、いつもの甘くて優しい香りがしてくる。

「今の紅魅に抱きつかれると、マジやばい」

「幸せ……」

「紅魅、こっち見て」

龍牙に呼ばれて見上げると、

「ハイ、チーズ」

いきなりそう言われ、シャッターを押されてしまった。