俺も起き上がって、隣を手招き。

大人しく隣に座ってくれた紅魅に、おやつをあげた。

「!クッキー!」

「「餌付け……」」

「さっきコンビニで買った」

「ありがとうっ」

もぐもぐ食べる紅魅は、可愛くて。

写真に収めたいほど。

「女子トークって、なに話してんの~?」

「「コイバナ」」

ピタリと声が揃ったふたり。

「飽きねぇの?」

「飽きないよ?そんな男子の気持ち悪い話の方が飽きると思うけど」

「普段はあんな話しねぇよ。優が突然聞いてきただけ」