「セックスの時、紅魅ってどんな感じ!?」

「……お前はバカか」

本当、呆れるんだけど……。

楽斗も、肩を震わせて笑ってるし。

「だってよ!あの紅魅がどんな風に乱れてんのか気になんだもん!」

「え……そ、そうなんだ……」

……ん?

声のした方を見ると、花蓮がいて。

隣に、紅魅と晴夏がいた。

「か、花蓮!」

「優のバカ……!浮気者!」

「あぁ!花蓮ー!」

花蓮は泣きそうな顔で、その場を走り去ってしまった。

「……優」