「付き合ってるのバレてるし、良くね」

「よ、良くない!それに……」

「さっきリビング行ったら、部屋からラブラブな声聞こえてきたから大丈夫」

龍牙の部屋から両親の部屋までは廊下とリビングがあるから結構遠い。

「……おねだりして?子猫ちゃん」

うぅ……。

「ほーら、今夜はなにしたい?」

「……キスしたいです。ご主人様……」

たぶん私、顔真っ赤だと思う。

「……キス、だけでいいんだ?」

と、意地悪な笑みを向けた龍牙。

っ……!

「……明日、学校だし……」

「ふぅん?じゃあ久しぶりに、キスだけでイカせてあげよっか?」