その日の夜。

私はるんるんで龍牙のベッドにくつろいでいた。

ちなみに、もうひとつの私が使ってたベッドは龍牙ママの従兄弟にあげた。

ベッドが壊れてしまって、大変らしい。

だから今は、堂々と龍牙のベッドにいれるんだ。

「……ご機嫌だな」

「あ、龍牙」

ため息をつきながら部屋に来た龍牙。

ドサッ、とベッドに座った。

「そんなに見たい?」

「うん!」

「じゃー、ご主人様って言って、おねだりしてみ?」

私を起き上がらせて、膝の上に乗せた。

「ちょ!今、龍牙ママとパパいる……」