「龍牙は私の!って抱きついてな~」

「分かりやすくヤキモチ妬きだからな!」

みんなして……。

「まぁでも、確かに女の子は黙っていないだろうね。紅魅の知らないとこで、あんなことやこんなことまで……」

「そんなのダメ!浮気はダメだもん」

「いや、俺浮気したことねーから。晴夏、余計なこと言うな」

私からひょいっとメモを奪った龍牙。

「にしても、よくこんな思いつくな……」

「見たいのたくさんあるんだもん」

「ふーん。俺、紅魅の猫耳メイド見たい」

私の耳に触ってきた龍牙。

っ!?

「俺はこの吸血鬼な。子猫は黙って吸血鬼に守られてろ」