「まぁ、俺はなんでもいいけどね~」

「俺も!あ、でも花蓮のコスプレ姿見たい」

「まぁ、着てあげてもいいけど……」

あれから、優と花蓮は少しずつ距離を縮めていて。

……って、そうじゃない!

「私、どうしても龍牙のコスプレ姿が見たいの!お願い!」

「……ちなみに、どんなコスプレ?物に寄るんだけど」

「えっと……私が見たいのは、執事と王子様とヒーローと、カボチャマンと犬と吸血鬼と狼と悪魔と特攻隊の姿とタキシードと、」

「ちょ、ストップストップストップ」

私の口をまた手で塞ぐ龍牙。

「お前……何個言うつもりだよ」

「何個でも!」