「大歓迎。あ、でもお願いがあって」

きょとん、と首をかしげた。

可愛い……。

と思いながらも、俺はネクタイを緩めてボタンをふたつ開けた。

元々シャツはひとつ開けてたから、今は3つ開いてる状態。

「俺がセックスの時紅魅にしてるように、紅魅も俺にキスマークつけて」

「ふぇっ……!?」

「できるよね?俺不足なら」

にこっと微笑むと、悔しいのか負けじと俺の首筋に唇をつけた紅魅。

それから何度も試すけど、できないようで。

「うぅ……なんでできてくれないの……」

と涙を浮かべた。

「もっと力入れねーと。紅魅は弱すぎ。いつも俺がやるとき、少し痛いだろ?」