狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

そう言えば、涙をぼろぼろ流す晴夏。

「あ……か、花蓮は?大丈夫なの?」

「花蓮なら、優の家でシャワー浴びてる」

そう……。

「あの男、大学でも薬開発するサークルに入ってたみたいでさ。試作品中の薬を紅魅に入れたってことがわかったよ~」

「それで、熱が出て一時的に忘れてたんだ」

「熱が出るのは、薬が切れる合図らしいぞ」

「胡散臭いとは思ってたけど、本当治ってよかった……」

辺りを見ると、黒狼のみんなも涙を流していた。

「紅魅、また忘れやがったな……」

ギクッ……。

「そ、それは、その……」

「俺、2回も忘れられたんだけど。そろそろ泣くぜ?俺」