「私、お姉ちゃんのお葬式が終わって、それで……どうしたんだっけ」

「紅魅!私、晴夏だよ!?覚えてないの?」

「晴夏……?」

「おい、紅魅……俺のこと、また……忘れたのか?」

え……?

辺りを見渡すと、たくさんの男の人たちと晴夏という女の子と花蓮と、倒れてる男の人ひとりいた。

「花蓮……私、今小学生じゃ……」

「違うよ!高校2年生!そして、この人は紅魅の彼氏だよ!」

さっきから私の肩を支えてくれてるこの人。

「……この人が?」

「うん!」

「嘘……そんなの、嘘だよ……」