狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

まさか……。

晴夏を見ると、気まずそうにしてた。

「黒狼の幹部の皆さんにも媚び売ってるくせに、薔薇姫とくっついて注目浴びるとかwマジ笑っちゃうんですけど~」

「く、紅魅、行こっ!」

晴夏がグイグイと背中を押してきた。

おかげで、教室に戻れたけど。

「……さっきの、聞かなかったことにして」

「なんで?」

「あの子達、楽斗たちのファンなの。だから私のこと気にくわないみたいで……。入学したては、仲良しな友達だったんだけど」

……なるほどね。

そりゃあ元友からあんなことされれば、誰だって傷つく。

私だって、そうだったんだ。