ぎゅ、と私の腕を掴んだ。

仲良しってゆーか……。

「まぁ、仲良しだね。晴夏は、私にとって大切な人だから。私と、同じだから……」

「……へぇ、そうなんだ」

「花蓮も、晴夏と仲良くなれるよ」

「……うん」

教室に戻ると、晴夏は楽斗といた。

「晴夏!戻ってたの?」

「うん!楽斗がねー、いちごミルク奢ってくれたんだよ!」

「そうなんだ!あ、そういえば……」

「紅魅」

晴夏と話してると、花蓮が私に話しかけてきた。

「そういえばさっき、学校の外も気になってたんだよね!案内して?」