狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

「チッ。バレねーと思ったのに」 

「バレるに決まってるだろ。さっさと席に座れ」

私は慌てて手を離して、席に着く。

晴夏と楽斗がにやつきながら見てきたけど、無視だ無視。

その後ホームルームが終わって、花蓮がすぐさまやってきた。

「紅魅、校内案内してほしいんだけど、いいかな?」

「もちろん。じゃー行こっか」

「え、でも授業は?」

「先生方やる気ないし、みんな寝てるからいいの」

私が立ち上がると、晴夏も立ち上がった。

「わ、私も!私も行く!」

「え?学校の中案内するだけだし、私ひとりで大丈夫だよ?」

そんな大勢で行かなくても……。