「はーい!じゃあ、また会えたらいいね。紅魅」

席を立ち上がって、私の手に紙を握らせて行ってしまった花蓮。

あ……。

開いてみると、メッセージが書かれてた。

《タイミングなかったけど》
《すなおになれてよかった》
《ケガしないようにね。海で》
《てんねん紅魅りん》

と。

「これ……どういう意味?」

「……食べてからコテージでみんなで考えようか」

楽斗にそう言われ、私は紙を閉じた。