狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

うつむく花蓮の頬には、涙が流れてた。

あぁ……やっと、あの時の優しい花蓮の顔に戻ってくれた。

「ほんとは……わかってたよ。ううん、私も紅魅にしてきたこと、されたからわかった。ごめん……。紅魅は、ずっとずっとひとりて耐えてきたんだよね……」

「花蓮……」

「あんた、バカだよ……。なんで、ひどいことした私にそんなこと言うんだよ……っ」

……よっぽど、辛いことをされてるんだ。

それがわかるくらい、今の花蓮は小さくて今にも消えそうだった。

私はそっと近づいて、ぎゅっと抱き締めた。

「やっと……あの頃の花蓮に戻ってくれた」

「っ……」

「待ってたんだよ。いつか、また優しい花蓮に戻ってくれるって」