む……。

「ねぇー、私らと遊びませんかぁ~?」

「そうですよぉ~。あっちに行きましょ~」

うぅ……、みんな、可愛い。

しかも、もう谷間見えまくり……。

「ごめんね~?こいつ、君たちが勝てないようなかっわいい彼女いるんだよね~」

「えー?でも、そんな子いないよー?」

い、行きたい……けど、自信ない。

「紅魅!早く行かなきゃ!龍牙取られちゃうよ?」

ドンッと私の背中を押した晴夏。

その衝動で、慣れない砂のせいで勢いよく走ってしまう私。

「わっ、おっ、ととっ……!?」

前のめりになる……!と思ったとき、温かいなにかに包まれた。