「すっげー濡れてる……いれていい?俺の」

私は声に出して返事することもできず、こくこくっと何度も頷いた。

龍牙は私に優しくキスをした。

そして、初めて私たちは繋がった。

「あっ……んっ、はぁ、ん……っ」

「紅魅、大丈夫だから力抜けるか?」

「ん、うん……っ」

ふ……っと力を抜くと、奥まで入ってきた。

と同時に、涙が出てくる。

「好き……っ。龍牙、好きぃ……っ」

「俺も、好きだよ。……動くからな?」

好きな人と、初めて繋がった。

やっぱ痛くて、でも、気持ちよくて。

ひとつになれたことが嬉しくて、私は最後まで涙が止まらなかった。