時が過ぎるのは早くて、あっという間にベッドで龍牙を待ってる私。

な、なんか……怖いな。

どうしても、レイプされた時のトラウマが頭に出てくる。

痛くて、怖くて、苦しくて……っ。

不感症なんじゃないかってくらい、何も感じなくて、血が出るだけで。

全然、気持ちよくなんかなくて。

解放されて数日間、ずっと吐き気が止まらなくて……。

日々、不眠状態が続いてたっけ……。

「……み、紅魅、おい、聞いてんの?」

「あっ……」

我に返ると、上半身裸の龍牙がいて。

「なっ、服着てよ……っ」

「暑いんだよ……」