そう言って、抱きついてくる紅魅。

「大きくなっても、一緒にいよーね!」

「当たり前だろ!俺は、王子様にもなるしヒーローにもなるしなんにでもなる。いつだって、俺が紅魅を守るから!」

ずっと、こんな時が続けばいいと思ってた。




────いや、続くと思ってたんだ。


俺は、バカだから…………。