今まで歩いてたの、倉庫裏までの道!?

「え、龍牙……っ」

「ほーら、これなら届くだろ?」

ベンチに座った龍牙の上に座らされた。

腰もがっちり腕を回されて、逃げられない。

うっ……ち、近い。

「目!つぶって……」

「ハイハイ」

少し笑いながら、目をつぶってくれた。

頑張れ、私……。

龍牙に顔を近づけて、唇を重ねた。

ゆっくり離すと、目を開けた龍牙と至近距離で目が合って。

っ……。

いつにも増して、色気がやばい……。