「じゃー俺と紅魅はちょっとコンビニ行ってくるわ。喉渇いたし」

立ち上がって、私の手を握った龍牙。

「え、龍牙……?」

「行くぞ」

幹部部屋を出る直前、晴夏に頑張れと口パクされた。

うぅ……。

下に行くと、みんなからの視線を浴びて。

「総長!お出かけっすか!」

「あぁ。喉渇いたからコンビニに」

「ちょっとしたデートっすね!」

「まぁ、付き合ってるからな」

龍牙はそのまま、倉庫の外に行こうとする。

みんなを見ると、やっぱり口パクで応援されて。

みんなして……。