「な、なんの質問……?沈めるの?」

「いや、なんでそーなる?普通に、みんなで遊びに行こって」

え……ど、どっちがいいんだろ。

返事に迷ってると、龍牙の後ろにスケッチブックを持ってる晴夏たちがいた。

まるでカンペを見せるかのように私に向けてて。

なになに?

“ふたりっきりで話せる、海!毎年二泊三日で夜は花火!”

なんと!

「ちなみに海は毎年二泊三日で、夜はみんなで花火するけど。プールは学校のな」

「う、海!海がいい」

「海な。わかった」

龍牙は私の頭を撫でると、そのまままた幹部部屋に行った。