◇紅魅said◇

あれから、時も過ぎ夏休みが始まった。

「あー……最悪。あと1週間で親帰ってくるじゃん……」

と、部屋のカレンダーを見ながらアイスを食べる龍牙。

「なにか不都合なことでもあるの?」

そう聞けば、食べ終えたアイスバーの棒をゴミ箱に捨てた龍牙。

そして、龍牙のベッドでゴロゴロしてた私の上に覆い被さってきた。

「ある。紅魅とふたりっきりの時間なくなって、イチャラブできなくなる」

「真顔で言うことじゃな……ひゃんっ!」

冷たい舌が私の舌に触れた。

つ、つめたっ……!

「やぁっ……ぁっ……」