私はそっと龍牙の肩に手を添えた。

大丈夫……。

「大丈夫、紅魅」

その言葉を聞いて、目を閉じた。

そして……唇を塞がれた。

あ……。

私、この感覚知ってる。



『大きくなったら、俺が紅魅を迎えに行く!離ればなれになっても、俺らはずっと一緒なんだからな!そしたら、本当の本当にお嫁さんにしてやるよ!』

『ほ、ホントに……?約束、守る?』

『おう!ほら、指切りげんまんウソついたらはりせんぼんのーます!指切った!これで大丈夫だろ!』

『龍牙……!大好きっ!』