そう呼ばれて、ふたりも前に出てきた。

「総長には、薔薇姫の彼氏の座を!そして、隊長には晴夏さんの彼氏の座を!……って、もういりませんね」

「まぁな。紅魅の彼氏は俺だけだから」

「んまぁ、俺もそんなもんかな~。晴夏を他の男になんてやんないし」

「っ、楽斗……!」

やっぱり、このふたりって両想いだよね?

「以上を持ちまして!今年度の体育祭を終えます!」

そうして、体育祭は幕を閉じた。