狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

「優勝は、薔薇姫と晴夏さん!これで女子のケンカを終わりまーす!」

「紅魅、足は大丈夫?」

「うん、平気平気。あー、スッキリしたぁ」

待機場所に戻ると、突然龍牙に抱き締められた。

「……龍牙?」

「……ありがとう。すっげー嬉しかった」

顔を上に向けると、龍牙は少し泣きそうな顔をしてた。

「いっやぁー、あれはスッキリしたね」

「だっなー!俺ら黒狼全員感動したぜ!」

「ってことで、これで正真正銘紅魅は黒狼の姫だねー!ね、みんな!」

「「「おっす!」」」

え……そうくる?

「だってよ。紅魅、もう逃れらんねぇな」