私と晴夏はそれぞれ倒していく。

なるべく左足は使わないように……。

ひとりずつ、ふたりずつ倒していくと、あっという間に残り5人になった。

「思ったより弱いなぁー。ね、紅魅」

「だね。あの特訓意味なかったや」

「チッ、ふざけんなよ!」

「調子乗りやがって……!」

5人のうちふたりが襲いかかってきた。

軽々と倒し、残りの3人のうちふたりはあのギャルリーダーに倒されてた。

「クソ……っ。なんで、なんでケンカできんのよ!?なんのために、怪我させたと思ってんの……!?」

「私に言われても。ってか、言ったよね?私をナメないでって」

「知るかよ!なによ……龍牙様に抱かれたこともないくせに!なにが薔薇姫よ!あんたなんか、ただの気味悪い冷酷人間じゃない!」