そして午後、私たちはグラウンドに移動。

「紅魅、無茶すんじゃねーぞ?」

ぽんぽんっと頭を撫でてきた龍牙。

「うん。頑張るっ」

「ん。じゃー行ってこい。応援してっから」

私は頷いて、晴夏とケンカに参加する人達の所に行った。

といっても女子だけで少ないから、ざっと20人。

「紅魅、私がしっかりサポートするから任せてね!」

「ありがとう、晴夏」

私は髪の毛を縛って、戦闘態勢になった。

「それじゃー行きましょー!ルールは簡単!最後に残った人が勝ち!薔薇姫と晴夏さんはタッグ!よーい……」

──パァンっ!

それを合図に、一斉に女たちが襲ってきた。