狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

元々ギャルリーダーと私が1位を争ってたから、後ろにいたギャルたちは遅くて。

次々と抜いて、ギャルリーダーに追い付くことができた。

「っ……!なんで……」

「私を……ナメんなよ?」

あともうちょっとで、ゴール……!

私は残った体力を出して、ギャルリーダーを抜いた。

そして、無事ゴール。

「1位は、薔薇姫!見事な走りでした!」

「紅魅!」

膝に力が入って立てない私の所に走って来た龍牙。

「龍牙?なんで……次、龍牙たちの障害物競走じゃん!」

「んなのどうでもいい!保健室行くぞ!」