狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

……はぁ。

「別に龍牙の彼女の座はどうでもいいけどさぁ……」

私はリーダーの目の前に詰め寄った。

「性格上、誰かに負けるのは許せないんで。
だから、MVPは誰にも取らせない。私は女にだけは負けないから」

「ふん。こっちの台詞よ!」

「勝手に言ってれば?行こう、晴夏」

「あ、うんっ」

私は晴夏の腕を引いて、ギャルたちを通り抜けた。

……なんてね。

本当は、誰にも龍牙の彼女の座を取らせたくないだけ。

他の女の子にあの笑顔を見せる龍牙なんて、見たくないもん……。

どうでもいいなんて、嘘だし。