狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

また、頭が痛い。

そのとき、一瞬だけど昔の記憶が流れて来るのがわかった。

幼い私と男の子は、指切りしてて。

だけど、声が聞こえない……。

「……紅魅?頭痛いのか?」

「あ……ううん。大丈夫」

「なんかあったらすぐ言えよ?心配だから」

……龍牙は、こんな私のことを心配してくれる。

さっきまで私、悪態ついてたのに。

「……龍牙って、ドM?」

「……あ?俺、ドSに決まってんだろ」

いや、睨まないでよ。

「そうだよなー。龍牙に今まで抱かれた女たちみんな言ってるし!ドSな抱き具合が最高すぎる!って……うぐっ!?」