狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

飲み物片手に屋上に戻ると、龍牙がやってきた。

「紅魅、さっきは急に機嫌悪くなってどうしたんだよ」

「……別に」

ぷいっとそっぽを向いた。

「ぶっ!ははっ、龍牙嫌われてやんのー!」

「優、お前シバくよ」

「……ゴメンナサイ」

私はよいしょと晴夏と床に座った。

「にしても紅魅、ココア好きなんだね!」

「いつもココアだよな~」

あぁ、そのことね。

「なんか、昔からココアが好きなんだよね。よく一緒にいた子がいるんだけど、その人もココアが好きだったんだよね」

なんか最近、昔の記憶が少しずつだけど戻っていってるみたいな感覚になる。