狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

屋上を出て、階段を降りる。

「え?違うの?だって紅魅、今眉間にシワ寄ってるよ?」

え……。

ほら、と差し出された鏡を見ると、本当に眉間にシワが寄ってた。

「他の女の子が龍牙の彼女になるのが、嫌なんだよね?」

「……よく、わかんない。私、恋がなにかもよくわかんないんだよね。本当は」

「そうなんだ……」

「龍牙といると、胸が痛くなるんだよね。でも、他の女の子がって考えると、モヤモヤしてくる……」

「ふっふっふ、それが恋なのです!」

……恋?

「恋ってさぁ、自分でもコントロールできなくなるんだよね。その人の隣にいれると幸せで、ドキドキして居心地よくて……」