なぜか、黒狼の人たちもいる。

「おいお前ら……紅魅に惚れんなよ?」

「「「ひっ……は、はぃ……」」」

「そろそろ離してよ。パン食べれない……」

あぐらをかいてる龍牙の上に横向きに座らされて、正直困ってる。

なんて思ってると、手からロールパンが消えた。

え。

「俺が食べさせてやるよ。口開けろ」

いつのまにか私のパンを持ってる龍牙。

「な、か、返して……っ」

「なんなら、口移しであげよっか?」

ニコッ♡と王子様スマイルをした龍牙。

ドキッ……。

「って、人の話聞いてよ……!」