◇紅魅said◇

「ちょっと龍牙、暑いんだけど……」

「じゃあ脱げば?」

「なっ、脱がない!龍牙が離れてくれれば済む話なの……!」

「俺、離れる気ねーよ」

翌週の月曜日。

私はお昼休み、屋上で龍牙に抱き締められている。

「ラブラブすぎだろ!お前ら!」

「紅魅、顔真っ赤!かっわいー!」

「よそでやれよなぁ~」

と、優も晴夏も楽斗も傍観者。

そして……。

「総長が、あんなにデレデレするなんて!」

「やばい!薔薇姫が可愛い!天使!」