狼総長は薔薇姫に求愛&溺愛中

「く、てめぇ……!」

「さっきから黙って聞いてれば……あんた、腹立つんだけど」

カランカラン、と音を立てて落ちたナイフを拾った。

「さぁて……二度と卑怯なことできないようにするには、どうしたらいいのかな?」

ゆっくりスキンヘッドに近づいた。

壁に追いやって、逃げ場をなくす男。

「や、やめてくれ!殺さないでくれ!」

「なら、今すぐここから立ち去って、二度と関わらないって約束して?」

「し、します!もう関わらないです!」

「ん、よし」

私はナイフを男に返した。

男は何度か転びながらも、慌ててその場を去って行った。