私の視界にはいつも君がいる
私の目に映らないでほしい
だって君には色があって
私にはモノクロにしか見えないのだから

なぜ色がわからないと言われた
そんなの知るはずないでしょう
あるはずのものがないのが
悪いんですか
おかしいんですか
誰にだってひとつは欠けてる
完璧なんてないんだから
カラフルな君とモノクロの私
ほしいものをすべて持っている君を
見たくないよ
怖いんだ
弱音を吐く私を君の目は優しく包んでしまう
そんな君を見たくないんだ

モノクロはダメなこと
カラフルはいいこと
いつだか誰かがそう言い張ってルールとして伝わっていく
常識なんて誰が決める
なくなってしまえばいいのに
負の感情がさらにモノクロを広げていく
モノクロの世界はいつだって
私を希望から追い出していく
カラフルの世界に手を伸ばしたって
いつまでたっても届かないから

あきらめようとしてたのに
誰かがその手を強く握って
その世界を見せてくれた
覗けば君が助けてくれて
また助けるからと言ってくれた
私の視界はカラフルに染まり
少しまぶしいくらいだけど
私のモノクロシアターは本日最後になりました
君の目を見てありがとう