いつの間にか、君に恋していたんだ。



輝楽さんは疲れと若干不機嫌な顔して、行こうと言った。


私は止めて、太陽君にさっき言いそびれた言葉を言う。


「太陽君、1回戦お疲れ様。それに、おめでとう。次も頑張ってね」


激励の意味も込めてにっこり笑う。


言い終わったから、輝楽さんと一緒に応援席に戻った。


その時、太陽君含めた男の子達の顔が赤くなり、輝楽さんはより不機嫌そうな顔になったのを気づかずに。


それから少しして、試合が再開。


まだ1回戦だから、2回戦に進出した太陽君は出ない。


それで、太陽君の人気っぷりは思い知ることになった。


明らかに女の子の声援が減ったから。


……ほんと、太陽君ってモテモテなんだなってしみじみと思った。


いつも大変だろうな……


1試合終わるごとに、休憩がはさまれた。


1回戦が全部終わって、2回戦へ突入。


そこでも太陽君達のチームは勝って、どんどん勝ちあがっていった。


ついに、決勝戦……!


そこまで太陽君達は勝ちあがっていったんだ。


すごいよね……


試合が開始されて、私は祈るような気持ちでその試合の行方を見守る。


1セット目は太陽君達のチームが取った。


次は2セット目……


最初に点を取ったのは太陽君達のチームで。


その勢いに乗って、最初はガンガン点を取っていった。


でも、後半になるとだんだん点差は縮まってきて……