家との違いだよね。
私も一緒に食べていいということで、一緒に食べ始めた。
「ん~、美味い!さすが、伊鳥!」
「ありがとう。今日は輝楽さんも作るの手伝ってくれたんだよ」
「えっ?」
「とはいっても、1人で作ったのキュウリの酢の物だけだけど。このミネストローネに関してはほとんど作ってないし」
まだ言ってる……
十分手伝ってもらったのに……
「何言ってるんですか。手伝ってもらえて、本当に嬉しかったんですよ。家で手伝ってもらえませんし」
そう言ってから、しまったと思った。
余計なこと言っちゃったかも。
「家?」
案の定、輝楽さんが不審げな顔で見ていたけど……太陽君が別のことを言ってくれて助かった。
「輝楽兄がここまで伊鳥と仲良くなるなんて思わなかった。でも、なんか複雑」
太陽君にしては珍しく苦笑いを浮かべてる。
私と輝楽さんが仲良くなったかは分からないけど……どうして複雑なんだろう?
あ、もしかして、お兄さんを取られてるような気分になったのかな……?
私は兄弟いないから分からないけど、由香ちゃんが別の人と仲良くしてるのを見て、複雑な気持ちになったことがある。
きっと、そういうことだよね。
「大丈夫だよ、太陽君。輝楽さんのこと、取ったりしないから」



