もっと頑張って勉強しないと、T大学には受からない。
一応私の高校は進学校だけど、私はだいたい20番以内だから。
多分5番以内に入らないと入れないんじゃないかなって思う。
「もし伊鳥ちゃんがT大に来たら、俺の後輩ってことになるね」
「そうですね」
嫌そうな顔はしてない。
でも、輝楽さんは私が来てもいいのかな……?
わざわざ来るように薦めてるようにも思えるけど……私の気のせいだよね。
その時、ちょうど……
「ただいま!」
太陽君が帰ってきた。
帰ってきた……ご飯炊けてるかな?
急いで行って見てみると、もう炊けていた。
……音に気づかなかった。
それだけ集中していたってことかな……?
「おかえり、太陽」
「おかえり、太陽君」
輝楽さんに続いて挨拶。
そして、さっさと盛り付ける。
机の上に全て置き終わると、ちょうどそのタイミングで太陽君がリビングに来た。
「お、美味そう!しかも、俺の好きな豚のしょうが焼きだ!ありがとう、伊鳥!」
「ふふっ、喜んでもらえてよかった」
嬉しそうな太陽君の声に頬が緩む。
こんなにも喜んでもらえるなんて、本当に嬉しい。



