「……ほんといい子だね。太陽があんな風になるのも分かる」
「……?」
いい子っていうのは、よく由香ちゃんに言われるけど……
太陽君はどんな風になってるっていうんだろう……?
「別に輝楽さんが言うほどいい子じゃないですよ?」
「あぁ、伊鳥ちゃんはそういう子でもあったね」
意味は分からないけど……いい意味じゃないことは確かだと思う。
「まぁ、気にしなくていいよ。それより、料理手伝おうか?」
話が変わって、輝楽さんの急な提案に驚いた。
手伝うって……
「いや、いいですよ」
「もとよりここは俺達の家だし、伊鳥ちゃんばっかりさせるのはよくないと思うから。お客さんみたい扱いじゃなくて、ちゃんと手伝いたい。それとも、伊鳥ちゃんは俺に料理をさせちゃいけないんだって思ってる?まぁ、確かに料理そんなにできないけど、太陽ほどでもないよ」
「いえっ、そういう意味じゃないですよ!手伝ってもらえるのはありがたいです。お願いします」
私が頼まれたことなのに、手伝わせてしまっていいのかなと思ったけど、お言葉に甘えさせてもらった。
手伝ってもらえるのは、素直に嬉しい。
「伊鳥ちゃんが頭下げる必要ないから。それより、作ろう」
「はい」



