さっそく話し出す私達。
「それにしても、今日はオシャレしてるね。もしかして、今からデート?」
きーちゃんがニヤッとからかうように笑いながら、そう聞いてきた。
「う、うん、そうだよ」
「あっ、てことは彼氏できたの?」
「うん……」
「うわー、おめでとう!その彼氏さんはもしかして同窓会の時に伊鳥ちゃんを呼んでた人?」
「ありがとう。うん、そうだよ。輝楽さんって人と付き合うことになったんだ」
「そっか。それってどっちの人?」
「えっと、黒髪のかっこいい人だよ」
「あぁ、あの大人っぽい人か。伊鳥ちゃんとお似合いだね!」
きーちゃんの言葉に首を傾げる。
大人っぽいつて言うのは分かるけど……お似合いっていうのは違うよね。
きっと気を遣って言ってくれてるんだろうな……
「ありがとう」
でも、わざわざそれを口に出して言わず、お礼を言った。
「あ、そうだ。きーちゃんに報告したいことがあって」
「何?」
「咲が私の学校に転校してきたんだけど、咲と仲直りできたんだ。今となっては、由香ちゃんと同じ親友だよ。それと、裕美さんとお父さんが離婚することになったんだ。もう会うことはないよ。あと、偶然頼君にも再会して、話し合ったの。全ての問題が解決したんだ。過去と向き合うこともできた」
きーちゃん達には裕美さんや奈々美さんのこと、それに咲や頼君のことで心配してたから。
ちゃんと言わないとって思った。



