いつの間にか、君に恋していたんだ。



ニヤッと笑われ、少し顔を赤くする。


氷河先輩にも、他のバイトの先輩達全員に言ったんだ。


私と輝楽さんが付き合ってること。

 
驚かれたけど、祝福してくれた。


正直、輝楽さんと付き合うことに何かしら文句を言われると思っていた私は拍子抜け。


『お幸せに!』


『少し残念だけどな』


『相手が伊鳥ちゃんだったら、納得!』


女の先輩の中ではやっぱり残念そうな顔をした人がいたけど、ね。


それは男の先輩もだけど……


それでも、祝福してくれたから。


その時のことを思い出しながら、頷く。


「は、はい。実は明日デートするんです」


「おー、そっか。それは外で?」


「いえ、家デートです」


それは咲にも聞かれたなと思いながら、答えた。


「なるほど、家デートかー」


氷河先輩は納得したように頷き、私に笑いかけた。


「そのデート楽しみなよ?」


「はい、ありがとうございます」


少し含みのある言い方で気になったけど、特に何も聞かず私も笑顔を浮かべた。


「それにしても、伊鳥ちゃん髪伸びてきたねー」


「そうですね」


急に変わった話題に首を傾げながらも頷く。


そして、氷河先輩は何故か私の髪に触れてきて。