「あっ、そうだね!」
紫織さんの手さばきは相変わらず不安を覚える。
所々教えながら、作っていった。
「できた!」
「完成しましたね」
結構時間がかかってしまったけど、何とか完成した。
「じゃあ、運びましょうか」
「うん、OK!」
紫織さんと協力して、リビングテーブルまで運んだ。
「おっ、美味そう!」
「よかった。ちゃんとした料理で。いや、伊鳥ちゃんがいるから、ちゃんとした料理は当たり前か」
「輝楽兄、さらっと毒吐かないで!」
その会話を聞いて、苦笑いを浮かべながら並べた。
「んー、美味しい!」
「美味い!」
「相変わらず美味いよ」
「よかったです。紫織さんが手伝ってくださったおかげで助かりました」
ある程度不安を覚えたけど、手伝ってもらって助かったことは事実。
「とか言っても、あんま役に立ってないでしょ?この妙に変な形してる野菜は紫織が切ったんだろ?」
「太陽も酷いよ!当たりだけども!」
「でも、本当に助かりましたよ」
輝楽さんも太陽君も紫織さんには当たりが強いみたい。
ちょっと苦笑いを浮かべながら紫織さんを擁護した。
「伊鳥ちゃん、優しー!可愛くて性格いいとか最高だね!」
「ほんとそれだよな!」
「俺もそう思う」
うーん、それは紫織さん達が私を過大評価しすぎだと思う。



