いつの間にか、君に恋していたんだ。



「もうっ、肇!恥ずかしいじゃない!」


「恥ずかしがってる由香も可愛い!」


「何言ってんの!?」


こうして聞いていると、本当にカップルって感じがする。


微笑ましくて、にこにこ笑いながらその様子を見守る。


「ほんとのことだろ?」


「そうだとしても、いちいち人前で言うことないでしょ!」


「言ったら、恥ずかしがってる由香を見ることができるし」


「~っ……も、もううるさいわね!やってらんない!」


プイとそっぽを向いた由香ちゃん。


本当に可愛い。


今、肇さんもそう思ってるんだろうな……


「あ、ごめんなさい、伊鳥。騒がしくしちゃって……ほぼほぼ肇のせいだけど」


「酷いなぁ、由香。まぁ、その通りだけどなー」


「あはは。まぁ、大丈夫だも思うよ」


肇さんはいつも由香ちゃんに対してこんな感じなのかな……?


今の感じを見る限り、由香ちゃんを相当溺愛してる感じに見える。


でも、それはいいことだよね。


私も作るとしたら、肇さんみたいな彼氏がいいなぁ……あ、でも、私みたいなのと付き合いたいと思う人なんていないよね。


頼君は珍しかったんだろうな……


「それより、伊鳥!あなた、すごく可愛い!」


「……きゃっ」


抱きつかれて、バランスを崩す。


それでも、転けることなく何とか踏みとどまった。