「お前が神崎輝楽か!確かに整ってるな!」
「は?」
声が……より不機嫌になった。
これ、結構マズい状況だよね……?
輝楽さんは完璧お客様ってことを忘れてる態度だし……
不機嫌そうな輝楽さんと明るい笑顔の肇さん。
対照な2人に私は内心焦っていた。
「俺と同い年に見えねぇ!」
「えっ……!」
その言葉に焦っていた気持ちも吹き飛んだ。
だって……
「輝楽さんと肇さんって同い年なんですか!?」
「そうそう!てか、俺何歳に見られてたの?」
「由香ちゃんと同い年なんだとばっかり……」
こんなことを言うのは失礼。
でも、その時は何も考えずに言ってしまった。
「ははっ、俺と由香が同い年か!いいな、それ!でも、俺ってそんな幼く見える?」
「あっ、いえ!そういう意味じゃないですけど……」
それに気づいた私は慌てたけど、その先の言葉は続かなくて。
あわあわとしてしまった。
「まぁ、いいけど!それって、俺若く見られてるってことでしょ?それはそれで嬉しいし!」
でも、その焦りは無駄だったみたい。
ポジティブに考えることができる人なんだな……
いいなぁ、そんな考え方ができる人……
私も見習いたい。
「……仲良いんだ」
「そんな顔すんなよ!俺と伊鳥ちゃんが仲良いのは、俺の彼女の親友だからだし!」



