「食べきれますか?」
「当たり前だよ!俺、男だし?それに、由香も来るし!」
2人だとしても、あれはきついと思うけど……
男の人ってよく食べるんだなぁ……
「甘いもの好きなんですか?」
「うん、好きだよ!」
明るい笑顔で言っていて。
なんか可愛いなと思ってしまった。
輝楽さんはどうなんだろう……
甘いもの食べれる人かな……?
最近は特に、輝楽さんと何でも比べてしまう。
でも、私は無意識だった。
「伊鳥ちゃんは?」
「はい、私も好きです」
「おぉ、一緒だ!」
手をぎゅっと握られ、困ってしまった。
別にやましいことなんてないけど、由香ちゃんに申し訳ない。
「あの、手を離してくれませんか?」
「嫌だって言ったら?」
からかってるんだろうけど、本当に困る。
悪ふざけがすぎるよ……
こんなとこ、由香ちゃんに見られたら……そう思うと気が気じゃない。
「嫌がってるでしょう。その手を離してください」
その時、声がして……ぱっと離された。
温かいぬくもり。
これは……
「輝楽さん……」
輝楽さんはあの時同様怖い顔をしている。
もしかして、絡まれてるって思われたのかな……?
だとしたら、誤解だし解かないと……



