いつの間にか、君に恋していたんだ。



「それって、教育係のこと?」


「そうです」


なんて考えているうちに会話は再開されていて。


……輝楽さんが教育係を引き受けてくれるの? 


確かに、知らない人にやってもらうよりは輝楽さんに教えてもらった方がいいけど……


でも、輝楽さんは迷惑じゃないのかな……?


「あら、そう。なら、神崎君に任せるわね。堀内君、あなたは普通に仕事に戻っていいわよ」


「あ、はい」


「はい」

 
堀内さんって人は何故か残念そうで、輝楽さんは元の表情に戻っていた。


何がなんだか分からないけど……とりあえず、決まったんだよね。


「なら、各自自分の仕事に戻っていいわ。元々休みの人は帰っていいから」


小夜さんの言葉で皆動き出した。


取り残されたのは、私と輝楽さん。


なんとなく気まずい雰囲気が流れている。


調理をする人はいるけど……


「伊鳥ちゃん、来て」


「あ、はい」


輝楽さんに手招きされて、ついていった。